私の実家は私が社会人になってから全く別の街に新築し、引越しをしました。それまでずっと住んでいた家は現在もそのままの状態で残っており、法事などがある時には昔の家を使用すると言う事もあります。別の街に引越しをした理由は沢山あるのですが、それまでの家が少し不便な場所にあったと言う事も両親が引越しを決めた理由の一つではないかと思っています。全く新しい場所に引越しをすると言う事で、両親はまず土地探しから始めたようです。いくつかの土地が候補に挙がっていたのを私も聞いて覚えていますが、最終的には現在の場所に落ち着き、土地を購入した後に家の建築が始まりました。

以前の家は昔からある家で古かった為、新築の家がとても嬉しかった事を覚えています。自分の部屋の壁紙などを選んだり、新しい自分の部屋で使用する物を考えたりと、準備をしている間もとても楽しい時間となりました。新築の家に引越しをしてからは、少しの間朝起きた時に見る天井の風景に慣れなかった事を覚えています。私の両親がこの家を建築するにあたり、土地から探したと言う事を先ほども言いましたが、実際に購入した土地の横の土地も本当は売って欲しいと持ち主の方にお願いをしていたそうです。その土地はその当時は畑として利用されており、売る事は出来ないと言われて断念したそうなのですが、新築の家に住み始めて数年後にその土地を売りたいと言う話が入ってきました。すぐ隣の土地と言う事もあり、他人に購入されてしまうと少し過ごしにくいと言う事もあり、両親はあまり迷う事無くその土地の購入を決めました。両親なりにその土地活用についても考えていたようです。その土地活用方法とは、その当時まだ結婚をしていたなかった私か、もう結婚はしていましたが姉がその土地を使用していつか家を建ててくれればと言う思いでした。結果的に両親が考えていた土地活用が現実のものとなりました。

現在その土地には姉夫婦が新築で家を建築して住んでいます。私としても両親のその土地活用方法を考えている事を知っていた為、あの土地がどうなるのかと言う事は心配な点の一つであったのですが、姉夫婦が実家の横に住んでくれると言う事で沢山の問題点が一気に解決される事になりました。私は主人の転勤の関係で実家から遠く離れた場所で生活をしていますが、姉夫婦が両親のすぐそばで生活をしてくれていると言う事で安心して私自身も生活をする事が出来ています。